5人制サッカー

5人制サッカーとは?日本代表や見どころと魅力!ルールやポジションまとめ【東京パラリンピック2021】

サッカーって11人でやるもの…と思う方も少なくないと思います。この5人制サッカーはパラ競技として視覚に障がいを持つ方が行なっている競技としても有名なんですよ。

元Jリーガーなどがチームを作ったりすることでも話題となることが多いこの5人制サッカーのルールや見どころ、ポジションなどについて調べてみました!




東京パラリンピックの競技に5人制サッカー

パラ競技として実施されている5人制サッカーですが日本での歴史は浅く、2001年に日本に上陸した競技です。元々は障がい者の方、特に目が不自由な方にも何とかサッカーを楽しむ方法はないか、という趣旨で1980年代にヨーロッパや南米で開発されたスポーツです。

障がいの度合いによりクラスが分けられています。

  • B1:全盲またはほぼ全盲 – 光を全く感じないか、光を感じても手の影を認識できないクラス。
  • B2:弱視 – 手の影が認識でき、矯正後の視力が0.03未満、または視野が5度未満のクラス。
  • B3:弱視 – 矯正後の視力が0.03~0.1、または視野が5度~20度までのクラス。

パラリンピックで開催されるのはB1クラスになります。




5人制サッカーとは?ルールやポジション

5人制サッカーは別名「ブラインドサッカー」としても知られる、視覚障がいのある選手(B1クラス)を対象とするサッカーです。

1チームは4人のフィールドプレーヤーゴールキーパーで構成されます。ゴールキーパーは晴眼(視覚障がいの無い選手)、または弱視の選手が務めますが、フィールドプレーヤーは視覚障がいのある選手でなければならないという決まりがあります。

フィールドプレーヤーは個々の見え方による有利不利をなくすため、アイマスク(目隠し)着用の義務があり、視覚を遮断した状態でプレーします。

チームにはフィールドプレーヤーの目の代わりとなる「ガイド」と呼ばれるメンバーがいて、相手ゴールの裏に立ち、ゴールまでの距離や角度などの情報を声や音で伝える役割を担います。

ボールは中に鉛が仕込まれた特製のボールで、転がると「シャカシャカ」と音が鳴ります。選手はボールの音やガイドの声などを頼りにプレーをするのですが、これが想像以上に激しく、スピーディーなプレーには本当に驚きます。

周囲の音声に耳を傾ける選手を妨げないよう、観客にはプレー中の静寂が求められます。ただし、得点が決まったときは大きな歓声で選手を称えます。このメリハリある観戦スタイルも、5人制サッカーの醍醐味と言えるでしょう。




5人制サッカーの日本代表は?

5人制サッカーの日本代表選手の注目選手として川村怜選手をご紹介します!

  • 名前:川村 怜(かわむら りょう)
  • 出身地:大阪府 東大阪市
  • 生年月日:1989年2月13日
  • 年齢:31歳
  • 身長:169cm
  • 体重:63Kg
  • 所属:アクサ生命保険/パペレシアル品川

小学1年から少年サッカーをやっていた川村怜選手、5歳のころぶどう膜炎を発症し、7歳のころからその進行により視力が著しく低下してしまいます。

中学以降はサッカーを離れ、陸上競技に取り組んだそう。鍼灸マッサージ関係の資格取得を目指して2007年に進学した筑波技術大学で、ブラインドサッカーを始めたのだとか。

大学入学当初のころまでは弱視であったそうですが、2009年ころにはかなり見えづらくなり、2013年には全盲と診断されたそう。

徐々に視力が低下し、見えていたものが見えなくなって行く恐怖は想像もできません…。それでもそのハンディを克服し、今に至るには相当の努力も必要としていたのでしょうね。




5人制サッカーの見どころや魅力

5人制サッカーの見どころはやはり、アイマスクを着けた選手が視覚以外の感覚を駆使してプレーする点に尽きるのではないでしょうか?ボールの音からは位置だけでなく、転がり方やスピードなども把握するし、チームメートとの声かけによるコミュニケーションも重要なカギとなります。

また、足先の感覚を駆使したドリブルは華麗で、相手の息遣いや仲間の声を頼りに守備の隙間を見つけ、巧みに抜いていく動きはアイマスクをしているとは思えないほどです。

試合は想像以上に目まぐるしく展開し、最後まで気を抜けない緊張感が漂うことから、感覚としてはフットサルが近いのかもしれません。

いくつか動画も観たのですが、健常者でもここまで動けるか…?と思うほどにその研ぎ澄まされた感覚は観るものを圧倒します。




まとめ

https://twitter.com/JBFA_b_soccer/status/1294499444503666693?s=20

開催まであと1年を切った東京パラリンピック。様々なパラ競技をご紹介して行くうちに、その奥深い魅力や取り組む選手たちのひたむきさに心を打たれます

日本はパラリンピックの出場経験がなく、今回の東京パラリンピックが初出場となります。ぜひとも表彰台の高みを目指して、怪我なく頑張って欲しいですよね!